ページ

2008年6月27日金曜日

君が代の歌詞の意味

「君が代」楽�

Wikimedia

君が代は歌えるけど、意味は知らなかった。社会に出て君が代を聞く機会は減り、オリンピックで聞くぐらい。歌う機会なんて更に少ない。歌詞の意味が分からないし、テンポも悪い気がする。

でも、調べてみたら素晴らしくいい歌だった!

君が代 Wikipedia

君が代 goo国語辞典

千代 goo国語辞典

さざれ石(細石) goo国語辞典

いわお(巌) goo国語辞典

元を辿ると古今和歌集巻七賀歌巻頭歌(国歌大観番号343番)の「我が君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」だそうだ。

京都大学附属図書館所蔵 一般貴重書 『古今和歌集』 (分かってて読めば読めなくはない)

京都大学附属図書館所蔵 重要文化財 『古今集注』 (詠み人知らずまでしか読めない…)

この頃は「君が代は」じゃなくて「我が君は」で、大切な人の長寿を願い、祝う和歌だった。現代語ではないので、意味が分からないのも無理はない。

で、これが和漢朗詠集になるとなぜか「我が君は」から「君が代は」になってる。

京都大学附属図書館所蔵 中院文庫 『和漢朗詠集(下巻)』 (肝心なとこが読めねー)

もっと読み易いヤツ

誰が何の為に変えたのかはここでは置いておいて、国歌となった今は、天皇の治世を祝う歌となった。

ここで「天皇」という言葉に反応する人達もいて、揉め事になったりもしているものの、日本の天皇は日本国憲法第1条にもある通り、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であるから、「私たちの国」と置き換えてもいい筈だ。

これを基に、Wikipediaの現代語訳を置き換えると

「私たちの国が、千年も八千年も、細石が大きな岩になってそれにさらに苔が生えるほどまで、長く長くずっと続きますように。」

別に、他国はどうでもいいとか、日本人以外は滅べとか言ってはいない。想像の翼を広げる事は大切だけど、斜に構えなくてもいいじゃないか。国あっての民だ。「国が亡びたのに 王だけ生きてるなんて こっけいだわ」って言ってる王家の末裔の少女もいたし、勿論、民あっての国でもある。その国が長く続く事を願う歌が国歌だなんて素晴らしいじゃないか。

0 件のコメント: