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2008年5月31日土曜日

ぞっとしない

DVD観てたら、ちょくちょく「それはあまりぞっとしないなぁ」って表現が出てきた。「ぞっとする」じゃなくて「ぞっとしない」。

「ぞっとする」ってのは、寒さや恐怖で身の毛がよだつ思いをするって意味のはず。それがしない?大して怖くないって意味?いや、会話の流れからその意味じゃおかしい。
調べてみたら
ぞっと
(副)スル
(1)寒さや恐ろしさのために、全身の毛が逆立つように感じるさま。
「外へ出たとたん―した」「思い出しても―する体験」
(2)強い感動が身体の中を通り抜けるさまを表す語。
「―するほどの美人」「小春が貴郎(あなた)能くと末半分は消て行く片靨(かたくぼ)俊雄は―可愛気立ちて/かくれんぼ(緑雨)」
――しない
感心しない。うれしくない。
「あまり―話だ」「大概は―女房ばかりなので、がつかりしたやうに歩調(あゆみ)を早めて/すみだ川(荷風)」

これだ!

「それはあまりぞっとしないなぁ」→「それはあまり感心しないなぁ」

「ぞっと」に2つ目の意味があったとは。三省堂提供のgoo辞書には2つの意味が載っているのに、三省堂 Web Dictionaryには1つの意味しか載っていない…オイオイ、提供元の方が載っている意味が少ないなんて、ぞっとしないなぁ。

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